秋元善次のインプラントブログ

インプラントと失敗

インプラント治療は、なぜ失敗するのでしょう。

まず、考えられるのは、もともとインプラントをするのに適していなかったということです。

具体的には、もともと骨が少なかったり、口腔衛生が改善されていなかったり、

インプラント治療を行うには適さない全身的な病気があったり、です。

 

骨が少なくても、インプラントはできるとよく言われますが、

もともと骨が十分ある患者様に比べて成功率は低くなります。

骨を造れば大丈夫、と言うわけでなく、十分骨がある人よりも、

成功率は低いということを理解する必要があります。

 

口腔衛生は、改善するば良いのですが、継続的に改善するのは努力が必要です。

インプラント治療を行う前に、歯周病・虫歯など治療を行い、

理想的にはブラッシングをしやすくするため矯正を行います。

インプラントは一番最後です。

よく、始めて相談に行ったその日にインプラント治療について、話をする先生がいらっしゃいますが、

なんのために治療をしているのかよく分かりません。

治療には、順番があります。

 

最後に、全身的な病気ですが、従来よく言われていたのは糖尿病です。

糖尿病は、口の中が不衛生になりやすく、傷口が化膿しやすいなどインプラントをするには適しません。

もちろん、十分コントロールされていれば大丈夫です。

 

また、最近問題になっているのは、骨粗鬆症です。

骨粗鬆症自体は、特に問題になりませんが、2年から3年骨粗鬆症の薬を飲んでいると治療は困難です。

骨粗鬆症の薬を2年から3年内服していると、顎の炎症を起こす場合があります。

確率は0.01%と言われていますが、インプラント手術をすると確率が10倍に増えます。

と言っても、99.9%の患者様は大丈夫なので、通常は問題になりませんが、

一度、顎の炎症を起こすと治療はやっかいです。

 

日本口腔外科学会のガイドラインでは、骨粗鬆症の薬を飲んでいる患者様のインプラント治療は、

避けるのが望ましいとなっています。

インプラント治療を行うときは、様々な注意がひつようです。

 

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