秋元善次のインプラントブログ
インプラントと医療事故
インプラントの医療事故(失敗)として多くを占めるのは、下唇の知覚麻痺です。
これは、下顎臼歯部にインプラント手術を行うとき、下顎骨の中を走行する下歯槽神経を傷つける事によって生じます。
神経が受けるダメージが少なければ知覚の回復は期待できますが、知覚麻痺が重度の場合一生痺れなどの症状が残る場合があります。
他には、上顎臼歯部に不適切に埋入されたインプラントにより生じる蓄膿症、上顎洞(鼻腔の脇にある空洞)に穴が開いたり、インプラントを上顎洞に落としたりする事例もあります。
では、インプラント手術の失敗で死亡する事はあるのでしょうか。
過去にインプラント手術の失敗によって死亡に到った例はあります。
下顎のインプラント手術中に動脈を傷つけ出血により患者様が窒息死してしまった事例です。
この事件を起こした歯科医院は、都心にあり、CT設備もあり、専用手術室を備え、年間1000本以上のインプラント埋入手術を誇っていました。
しかし、いくらCTがあっても、専用の手術室があっても手術を行う歯科医師にそれを使いこなす技量がなくては意味がありません。
インプラント手術は、診断と治療計画でほぼ決定されてしまいます。
CTを確実に読影する能力があれば、医療事故は避ける事が出来ます。
残念ながら、インプラントを多く行っていてもCTを読めない歯科医師がいるのは事実です。
まず、インプラント治療を受ける前に
①良く説明してもらえるか。
②CTを素人にもわかりやすく説明できるか
③本当に患者様の立場で治療計画が考えられているか
など、確かめる必要があります。
インプラントの埋入ばかりに目を奪われて、失敗を繰り返す「リピーター歯科医師」は、残念ながらいるのです。
是非、確かな技術を持った先生を選んで頂きたいと存じます。


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